機能性素材ガゴメコンブ由来食物繊維
函館の大学と企業が人々の健康を願って
ガゴメ昆布を皆さんに届けます
ガゴメ昆布特有の粘りは食物繊維。現在、ガゴメ昆布にフコイダンが豊富に含まれることは多くの人が知るところになった。ガゴメ昆布と真昆布の生息地は同じで、北前船の時代から出汁昆布として珍重されて高値のついた真昆布に対してガゴメ昆布は邪魔者だったという。その価値に気づいたのは北海道大学水産学部の研究者たち。函館を舞台に「人々の健康に貢献する産業を」と願い大学発ベンチャー北海道マリンイノベーションが誕生した。出資者の布村取締役は「私は素人だったので、情報発信の担当として先生たちの研究の取材をしていたら全体像を把握するようになったものですから」という。2003年に始まった大学と企業の集まりが美味しいガゴメを世に出した。(文・十文字志文)
https://hokkaido-marine.com/
※こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
機能性素材ガゴメコンブ由来食物繊維
前浜で漁れる昆布を直ぐに茹でて冷凍して
世界中に届けたい
函館出身の圭恵(たまえ)さんが東京で働いていたときに送られてきた乾燥刻みガゴメ昆布を水で戻してポン酢をかけたときにその美味しさに驚いたという。ネバネバの食感に昆布の旨味。普通の昆布の三倍とも言われる食物繊維。嫁いだ先は函館市尾札部町。家と会社の目の前は噴火湾の豊な美しい海。東京でサイトを立ち上げて義父の会社の商品を売りはじめて、お客様の「美味しい」という声にワクワクしたという。その後、子育てしながら能戸フーズを創業して代表に。「昆布村」という通販サイトで昆布料理のレシピやイケメン漁師の紹介。浜で漁れた茶色い昆布が茹でて緑になる写真など楽しい情報が次々に表れる。(文・十文字志文)
https://www.konbumura.co.jp
※こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
機能性素材殺菌乳酸菌EC-12
真っ白な厚沢部の雪をイメージした
スイートポテトの名前は「はこだて雪んこ」
厚沢部町で初めて「さつまいも」ができるようになったと情報を得た嘉堂さん。農家さんからは「もっと生産したいが焼酎以外の利用用途が見つけられない」と相談を受けた。「これからは温暖化も進み、『さつまいも』が北海道の特産品になる」と確信し利用用途を検討し始めた。新たな価値を作り、函館や厚沢部を盛り上げていくお土産として商品化を目指し、雪の多いふる里と和洋折衷がイメージでき、初雪を思わせるふわふわのお餅でスイートポテトを包んだ洋風大福「はこだて雪んこ」を開発し起業。道南の美味しものを食べながら心身ともに元気になってもらいたいとの想いがあり、ガゴメ昆布と新たな北海道素材である乳酸菌EC-12を加えた「はこだて雪んこガゴメ」も開発し提供を続けているそう。(文・十文字志文)
※こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
機能性素材内在性酵素活性化ダッタンソバ由来
ケルセチン・ルチン
函館桔梗千乃家の「千乃韃靼」。
20年の思いが冷凍蕎麦で食卓に届く
蕎麦職人の筆村さんは一般の蕎麦に比べて韃靼蕎麦のルチンの含有量は50倍から100倍ということを2000年に知り、すぐに北海道立工業技術センターに飛び込む。研究機関と協力しながら、韃靼蕎麦を打ってお店で提供し、評判となった。「東京に持ち帰りたい」というお客様も現れた。ところが時間を置くととても苦くなるので流通に乗せるのを諦めた。苦味の少ない品種「満点きらり」の登場でもう一度挑戦する。水を加えるとルチンは急速に苦いポリフェノールのケルセチンに変わることがわかり、研究と実践を重ね、蕎麦を打ってすぐに冷凍することで苦味を抑えることに成功。美味しい韃靼蕎麦を届けたいという筆村さんの思いが冷凍で流通に乗った。茹でたらすぐに食べてほしい。(文・十文字志文)
※こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
機能性素材酵素処理アスパラガス抽出物
(商品名:ETAS®)
北海道のアスパラの旨さを全国にいつでも届けたい
「アスパラってスープにしても本当に美味しいんですね。なんか北海道に憧れます。」と食べた方の感想が届く。北海道産素材のグリーンアスパラガスと北海道産の生乳、バター。そして、ジャガイモや玉ねぎを使ったスープ。そこにアスパラ由来のETAS®︎を加えた。夕食のスタートにゆったりとした時間を作ってくれる。一品増やして126kcalで済むのが嬉しい。作ったのは調味で定評のある札幌の老舗ベル食品。戦後の食糧難の時代に北海道大学農学部の出身者が創業。全国初の市販ラーメンスープをはじめ、味覚の鋭い社員が集まり、地道な商品開発と営業を重ねた。玉ねぎ、ニンニク、リンゴなどを摺り下ろしてつくるジンギスカンのタレが羊肉を食べる文化も作った。 (文・十文字志文)
※ETAS®は株式会社アミノアップの登録商標です。 こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
ベル食品株式会社
機能性素材ライチ果実由来低分子化ポリフェノール
(商品名:オリゴノール®)
珍しいミニトマトのジュースの凝縮感が癖になる
空知の味
「このトマトジュース旨いんだよね」と色々飲み比べていらっしゃるお客様に教わった。風味が他のものとは違うのだそうだ。浦臼町・新十津川町特産のミニトマトのトロッとした喉越し。ミニトマトは食べる時も加熱すると強い旨味を生む。リコピンを含むトマトジュースにオリゴノール®を加えた「北海道のあじわい便り・オリゴノールプラス」はさらに独特の甘味を感じるのだという。石狩平野にあって周囲を山に囲まれ、高緯度の夏の日照は特に強く果実に味がのる。それを活かした加工品を作るために行政が出資して会社を作った。※ 代表の佐竹さんは起業から商品開発の中心にいた。「美味しさと健康を多くの人に届けるには畑の横で絞りたい」という。(文・十文字志文)
※現在は民間資本の会社となります ※オリゴノール®は株式会社アミノアップの登録商標です。 こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
https://www.hokkaido-agrimart.com/oligonor.html
機能性素材テンサイ由来ラフィノース
美味しいシュークリームを罪悪感なく食べてほしい
「あ、梅屋のシュークリームだ」とヘルシーDoのフェアで幾人ものお客様が嬉しそうに手に取られる。「おなかにやさしいしゅうくりぃむ」は旭川の老舗菓子店「梅屋」の人気商品となった。開発担当の菅原さんは「お客様の健康に寄与するお菓子」を作りたいとヘルシーDoにたどり着く。北海道庁が認定する「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」に裏づけされた食品を私たちも作ることができる、と素材に北海道の甜菜由来のオリゴ糖、ラフィノースを選んだ。好評いただいている「梅屋のシュークリーム」に配合してお届けしたい。職人たちと砂糖の一部を置き換える試作を重ねた。「罪悪感が減りますね」と梅屋ファンの笑顔が返ってくる。(文・十文字志文)
※こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
https://www.ho-umeya.co.jp/item/onaka-syu.html
機能性素材タモギタケ由来エルゴチオネイン
(商品名:アミノチオネイン®)
タモギダケの旨味と記憶の力
「中高年の方の記憶力及び注意力を維持する機能があります」と表記される機能性表示食品(届出番号:H65)「まるごとタモギタケ」。原料は北海道で親しまれるタモギタケで、味噌汁などに入れると強い旨味の出る人気の黄色いキノコだ。タブレットも旨味を感じてつい口の中に留めたくなる。エル・エスコーポレーションはタモギタケ製品の利用者の声から記憶力に注目し、エルゴチオネインが脳に運ばれる仕組みを解明。早くから研究開発に携わった王琦さんは内蒙古農業大学で講師をしながら日中両政府の共同プロジェクトに参加。その後北海道の自然や生物の可能性を目の当たりにして北海道大学で博士号を修めた。現在は海外市場を積極的に開拓している。
※アミノチオネイン®は株式会社エル・エスコーポレーションの登録商標です。 こちらの記事はヘルシーDo推進協議会が作成しております。
https://www.ls-corporation.co.jp/service/product/tamogitake.php
CONTACT
認定申請窓口
北海道 経済部 食関連産業局
食産業振興課 食クラスター係
素材研究開発支援窓口
公益財団法人 北海道科学技術
総合振興センター(ノーステック財団)